今日は、御殿場支店臼井です。

富士山の雪もたっぷりと見えます。
朝の冷え込みもますます大きくなり、秋も大分深まった来ました。
山の紅葉は、今が真っ盛りです。
行楽地は、紅葉狩りで大忙しでしょうか。
真っ赤に色づいた山々を眺めるのは、日本ならではの粋な風習です。

紅葉狩りと言う言葉は、万葉集にも出てきて、1200年前から使われているそうです。
狩りと言う言葉は、動物や鳥などを捕まえるのに用います。
この意味が徐々に拡大し、いちご狩りやぶどう狩りなど、
果物を収獲する時も使われるようになりました。
それがいつしか、草花を眺めるのにも使われて行ったようです。
その由来は、狩りをしない貴族が、
自然を愛でることを狩りに例えたと言う説があるようです。

なぜ葉っぱが色づくのか。
普段緑色に見えるのは、葉っぱにクロロフィルが含まれているからだそうです。
寒くなり日照時間が短くなると、クロロフィルが分解され、
葉っぱの根元に水分を通さない、離層と言う組織が出来るようです、
その結果、葉っぱで作られた水溶性のブドウ糖や、アミノ酸などが蓄積し、
それらの糖分と光合成を利用し、新たな組織を作り出すようです。
そして、葉っぱの色が、紅や黄色に変化するそうです。
葉っぱが色づき始めるのは、日中の最低気温が8℃以下、
更に5℃以下になると、一気に進むそうです。
美しい紅葉が見れる条件として、光合成が進みやすい条件が必要のようです。
昼夜の気温差が大きいこと、空気が澄んでいること、適度な水分、平地より斜面。

時間があったら、紅葉狩り。
少し遠くへ出かけたいものですね。