おはようございます、久しぶりのブログです。
設計担当の井上秀幸です。
ブログがない間、いろいろなことが起こりましたね。
私個人としては、富士山GoGoFMにも出させていただきましたが・・・

一番ショックだったのが、熊本地震です、こんなケースはなかなかないと
思うのですが、断層が隣接していて、震度7クラスが2回連続で発生しました。

新聞や建築専門誌でも、1995年の阪神・淡路大震災を上回る恐るべき破壊力を見せつけたと。
阪神の教訓を踏まえ、接合金物補強と壁量バランスの重要性を強調して出来た、
「2000年基準」の住宅にも倒壊被害が続出しました。

もともと、静岡県は、東海地震の備えとして地域係数とかで他の地域より
地震に抵抗する耐力壁量が割増されていて、普通に計算しても、耐震等級2をクリアする
スペックを持っています。

ですが、倒壊した建物を分析していると何回も揺すられることによって、大事な筋交いを止めている
金物のビスが緩んでしまったり、構造用面材の釘が引き抜かれたりと建物全体の強度が下がり、
倒壊に至ったケースが多かったようです。

このころ計画していた住宅の中間検査に行ってきました、耐震等級3をクリアする住宅です。
筋交いが一杯で、向こう側が見えにくい状態です、この他にもいろいろ検討していく課題が数多くあります。
このテーマは長期に発信していきたいと思っています。

又、専門的なことばかりのブログになるかもしれませんが、よろしくお願いします。