こんにちは、設計担当の井上です。
自分の記事、こんなのばっかですいません。
静岡新聞2月28日の朝刊1面に載っていました、静岡県議会2月定例会で、川勝知事の答弁です。
旧耐震基準下の1981年5月31日以前に建てられた木造住宅を取り壊す際の工事費用を一部助成する。
又、今まで補助対象では無かった、寝室や居間など、住宅の一部に限った耐震補強への
助成も新たに行う予定です、ただこの工事は65歳以上の高齢者だけで構成される世帯、
または避難行動要支援者名簿に記載された人がいる世帯が対象になるみたいです。
実際今まで診断させて頂いた診断世帯の方とお話すると、年金生活だから工事費の捻出が難しいと
仰る人が多かったですので、もう一度考えて頂けるのではと思います。
これは県からの市町への間接補助になるので、御殿場市さんや小山町さんの財政の状況にもよります。
頑張って欲しいです。
耐震診断してきました、調査の写真を一部紹介します、平屋のお宅はこうして小屋裏に入れるので
隅々まで調査できて100%に近い報告書が作成できます。
こんな感じで、小屋組の全景が見れます、棟札がありますね、いつもこの札を見ると、
大工さんのこのお宅への、思いが感じられます。
調査依頼者さんが心配しているのは、年数が経っているから木材が腐っている?大工さんが手抜きしていない?
って聞かれますが、そんなお宅は今まで見たことありません、この写真を見て頂ければ安心して頂けるのでは。
材料もきれいですよね、ホコリ被っているだけです、ただこの当時は金物が少なかったんです。
小屋束と梁、母屋を留める、かすがいがありません、羽子板ボルトも見当たりません。
筋かいの写真、釘2本留めなんです、この時代はそういう仕様だったんです。
この当時の基準で筋かいも入ってました、ただこれ間違っているんですどこか分かりますか?
筋かいが、2本たすき掛けで入っているのが確認出来ると思います。(バッ点になっています)
自分も「おっ、たすき掛けだって」調査書に記入したんですが、よぉ~く見ると外壁側に2本ともありますね。
これ下におりるとどっちかぶっかりますから、どっちか切ってるはずですので、1箇所の評価にしました。
耐震補強する時、既存の筋かいが問題なければこの端部に現行基準法の金物取り付けます。
実際調査者が確認できた筋かいでのみ、調査報告書をつくりますので、評価点の精度100%に近づけるため
太らないように注意します、今後共よろしくお願いします。
あと奥様方が心配するのは、家の中が汚れているからとか、片付けてないからとかおっしゃいますが
自分たちが見るのは、柱と壁の仕上材と間取りですから、他は見えませんので安心して依頼してください。
よろしくお願いします。
ちょっと、アピール 弊社工事中の小屋裏全景写真です。
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