みなさんこんにちは、うす子です。
住まいに関するお悩み解決コラム、第19回目。
今月は住宅でできる調湿のお話。
「調湿」とは、広辞苑で調べてみると「空気中の湿度を調整する事」と記されています。
みなさんが普段、加湿器や除湿器、換気などで湿度調整していることも、調湿になりますね。
ところで家の中での快適な湿度ってご存じですか?
40%~60%だそうです。
湿度は高すぎると、ジメジメとして身体がだるくなったり、家の中にカビやダニが発生しやすくなったりします。
反対に湿度が低いと乾燥してお肌に潤いがなくなったり、喉がカラカラになったり風邪などにかかりやすくなります。
そろそろこれからの時期、加湿器を使い始めているおうちも多いかと思います。
でも加湿器も使いすぎると窓に結露がついてカビが生えてしまうことも。
そして結露は住まいの劣化を早める原因に。
乾燥しているから加湿器で調節しているのに今度は結露なんて……‼
ちょうどいい湿度って難しいですね。
そこで住宅ならではの調湿建材をご紹介しますね。
壁には、自然素材の珪藻土や漆喰で塗り壁にするほか、調湿機能のある壁材「エコカラット」を使うのが有効です。
また、昔ながらのイグサを使用した畳は、思いのほか室内の湿度を調整するのに役立つそうですよ。
壁や天井の内側にある「断熱材」も、調湿性の備わったものがありますし、窓も単層ガラスより複層ガラスのほうが、調湿機能が高いそうです。
室温に比べると、あまり気にすることのない「湿度」。
でも、人にとっても家にとってもちょうどいい湿度は、快適に暮らすための重要なポイントです。
「ちょっとジメジメするな」
「もしかしてこれってカビ?」
少しでも気になったら簡単な対策から始めてみましょう。
毎日快適な湿度で暮らしたいですものね。