屋根はシンプルな片流れを緩い勾配にして落ち着きを持たせつつ、外観上のアクセントを兼ねて、玄関のプライバシーを確保するための袖壁を設け屋根を掛けました。また小屋裏収納の天井高さを確保するため屋根の高さを調整しています。
リビングに面した階段の下はピアノスペース。また充分に広くとれたLDKは緩やかに領域を区切る腰壁を設け、ダイニングテーブルの起点としました。
屋根の高さを調整して造った小屋裏はたっぷりの16畳です。換気窓も設けているので長期の保管も安心です。
茶室は、特にお施主様の想いが詰まった場所。高窓から入る自然光が程よい陰翳を創り出し、地窓からのぞく坪庭(予定)は自然とのつながりを感じさせます。
南面は軒を伸ばし、下には濡れ縁。庭のお手入れ時の休憩や日向ぼっこに便利です。