こんにちは、設計担当の井上秀幸です。
今現在、耐震補強工事中の現場を少し紹介します。
自分が、現場調査をし、耐震診断を行い、補強計画を考え、工事をするんですが、
たまに、こんな感じで予想と違うことが判明して、自分と現場担当者を悩ませる原因をつくります。

上の写真は、浴室との間仕切り壁の部分です、ここに筋かい入れる予定でしたが・・・。
既存の浴室の腰壁部分が、軽量コンクリートブロック積みです、水回りにコンクリートブロック積むのは
この当時は当たり前の施工方法でしたが、システムバスに改修したとき
半分だけ壊して、半分残してあった状態です。
この状態ですと、新たな筋かい入れられないので、手前側に基礎をつくり、土台、柱、梁を入れて
耐震補強壁をワンフレーム作る事に変更しました、耐震診断もし直して、評点変わらないこと確認しましたので
この方法で進めます。
下の写真は、有るはずの基礎が無かった部分です。
この年代の住宅は基礎が部分的に無いことは、ある程度は予想しているのですが・・。
もちろんこの土台下に、新しく鉄筋を入れてコンクリート基礎を構築します。
基礎幅を拡げて、コンクリート流し込めるようにして、アンカーボルトも埋め込みます。
耐震補強工事は、部分解体した時に想定と違うことがままあります、その時ベストな方法を検討、検証して
進めていきますので、経験と判断力が必要ですし、担当して頂いている大工さんと出来る工事を話すことが
大切です。
問題が発生したとき、この工事に携わるスタッフ、職人さんの思いが繋げられる瞬間だと思います。
この辺は、設計施工一体の弊社みたいな会社は強いなと思います。
お客様の、信頼を確かな設計、施工力でお返しする、これからも続けていきたいです。

このお客様の近くにある神社を訪ねてきました。
自分の地元の高尾山の穂見神社を以前紹介させた頂きましたが、小山町の高尾山の穂見神社です。
一回行ってみたかったです、結構高台にありましたので、歩くのに時間が掛かりましたが。
お参りできて良かったです。