みなさんこんにちは。
静岡県東部を中心に家づくりを行なっている臼幸産業です。

スタッフ紹介も早いもので4回目となりました。
今回は住宅事業部の、井上秀幸設計室長の登場です。

――― 臼幸産業へ入社した経緯をお聞かせください。

工業高校を卒業後、地元の建築会社に就職。現場監督で仕事を任されるようになりましたが、設計の仕事がしたくて設計事務所へ移り、一級建築士の資格取得を目指し、仕事をしながら勉強の日々でした。
そのようななか、あるとき自分が関わった住宅のお施主さまを見かける機会があり、お客さまの顔を知らないまま家を造っていることに少し違和感を覚えました。
御年35歳。転職するならラストチャンスかなと思い、直接お施主さまとお話ができる臼幸産業に入社しました。

――― 仕事に対する“こだわり”はどんなことですか?

私が今関わっているのは個人さまの住宅ですから、それぞれ思い描いているものは違います。ときには難しい要望を出される方もいらっしゃいますが、絶対に「無理です」とは言いません。お施主さまの要望を聞いたうえで、納得してもらえる代替案をお出ししています。

臼幸産業はアトリエではありません。設計者が自分の色を出すのではなく、お客さまのニーズをくみ取り、プロとしてご提案するのが仕事です。

この仕事を始めたばかりのころ、先輩からのアドバイスで建築雑誌を毎月買いはじめ、もう30年以上買い続けています。あまりに多くなりすぎて置き場所がなく……実は会社の書棚に置いてあります。他の社員も読んでくれているとうれしいのですが。

――― お休みの日の過ごし方、聞かせてください。

仕事が中心でしたので趣味らしいことはなにもないのですが、ただ仕事柄建築物を見るのが好きで、寺社仏閣をめぐることもあります。
富士登山にも50歳を過ぎてから挑戦し、山頂制覇はすでに4回。登らないと分からないことがたくさんある、と気づきました。
何ごともそうかもしれませんね。仕事も生き方も行動しなければ、わからないことだらけです。

――― 最後に座右の銘をどうぞ

「NEXT」です。
憧れでもあり目標でもある建築家、フランクロイドライトが「自分の今まで作った中でもっとも好きな建物は?」と聞かれたときの言葉です。
もちろん今をないがしろにしているわけではありませんが、今より次、次よりまたその次の作品が一番だと言える気持ちに感銘を受けました。

私ももっともっと建築を極めたいと思っています。