こんにちは、御殿場支店の原口です。
前回に続き、宮本 輝作品小説の「水のかたち」を1/2ほど読みました。
五十歳の更年期を迎えた主婦は、・・・ロダンの言葉が浮かぶ。
---石に一滴一滴と食い込む水の遅い静かな力を持たねばなりません。--
自分という女が生まれて生きたというかたちは、どのようにして残っていくのであろう。

水滴が作った石の造形(彫刻)を見て・・・
八十歳まで生きるとしたら、これからの三十年間でどんなものが彫れるだろうと考えた。
いや、あるいは人間は生まれた瞬間から、その人だけしか彫れない何かを彫りつづけているのかもしれない。

すでに予感はありますが、主人公が何を彫り始めるのか後半が楽しみです。
がんばれ、五十歳の更年期を迎えた主婦の皆様!!