こんにちは、御殿場支店の原口です。

秋も深まり、濃淡も色合いもさまざまな赤と黄が織りなす美しい
紅葉を鑑賞する紅葉狩りは、平安時代の貴族による優雅な楽しみ
のひとつとして始まったそうです。紅葉の美しさを愛でながら、
酒を飲みかわし、和歌を詠む宴が催されたといいます。
 ちなみに、もみじはカエデのことを指しますが、カエデに限ら
ず、秋に葉が赤や黄に色ずく植物を総称して「もみじ」と呼ぶそ
うです。
 では、同じ花を観賞するのでも、桜はお花見なのに、紅葉はど
うして紅葉狩りと称するのでしょう。
 平安時代、桜などは邸宅や内裏の中で鑑賞できたのに対し、紅葉
は山や渓谷に出かけなければ楽しむことができなかった。キノコ
狩りや猪狩りのようにわざわざ山に足を延ばしたこと、赤や黄に
色づいた紅葉を拾い集めたことなどから、平安貴族は紅葉を観る
ことを狩りにたとえて「紅葉(もみじ)狩り」と命名したと思わ
れ、「~狩り」という言葉には、季節の風物を鑑賞する、楽しむ
という意味が加わったそうです。

紅葉狩りを楽しみましょう。