続けて投稿します、設計担当の井上です。
たまたまですが、富士山関連が続きますよ。
今日は、建築士会の勉強会で、富士宮市の富士山世界遺産センターを見学させて頂きました。
静岡県の現場担当をされた職員さんに説明や、大変だったことを教えていただきました。
残念ながら、建物内部の写真かなり撮ったのですが、それは非公開でとのことでしたので
外観を紹介します。
設計は建築家「坂 茂さん」です、現場は今、展示の仕掛けの最終仕上げです。
内部はほぼ、完成していて、あの特徴の螺旋スロープをずーっと上がっていくと、
5階は展望ホールです、巨大な4枚の建具をフルオープンすると、富士山が真正面に迎えてくれる
屋外テラスに出られます、気の利いた演出です、そこにある石は、スタッフ総出で富士山から集めてきた
そうです。
建物概要の説明です。(今日の資料から)
この建物のこだわり、富士山を逆にした逆円錐状の木格子、細部までこだわっていましたね、全て形が違うので
140mmの角材から120mmに削りだして作って、組んでいます。
なんとその数、8000ピースあまり、全部現場当たりながら作ったんでしょうね、曲がりに削っていました。
苦労の塊ですが、木の温かみを感じられる建築作品でした。
格子の原寸大の模型です。
そして外観
プロポーザル発表された時、こんなのできるのかよって思っていましたが、出来ちゃいましたね。
設計者と建設会社と専門業者と静岡県の担当者とそのほか、この現場に携わった皆さんの熱い思いが
こもっているのが感じられる建築です。
皆さん完成したらぜひ、見学に行ってくださいね。
浅間大社もすぐ近くで、とても良いロケーションです。
*おまけすぐ近くにこんな横丁がありました。
富士宮焼きそばや、餃子、地元のB級グルメの屋台の集合体でした。
ここで見学の反省会して、帰りました。